写真展「女ひとり、エジプトの砂漠に生きる」(ダーウィンルーム)開催中
本日より、東京・下北沢の書店「ダーウィンルーム」にて写真展を行います。
「女ひとり、エジプトの砂漠に生きる」
エジプトの砂漠に1人で暮らしている遊牧民女性サイーダの写真展です。
会場には中東・イスラム関係の書籍のほか、ダーウィンに関連する本も多数置かれています。お茶を飲みながらのんびり写真鑑賞や読書を楽しんでください
東方砂漠に暮らす遊牧民ホシュマン族。10年以上にわたる干魃のため、ほとんどの人が遊牧生活を捨て、定住地で観光業に就くようになりました。今でも遊牧を続けているのは、サイーダ一人だけです。
ラクダを連れ、毎日砂漠を移動しながら暮らしています。
泉で水を汲み、夜は月明かりでパンを焼き、満天の星の下で眠る日々。
このまま雨が降らなければ、あと数十年のうちに遊牧民はいなくなってしまうといわれています。
【写真展「女ひとり、エジプトの砂漠に生きる」】
日時▶︎5月26日 (金) 〜6月2日 (金) 12:30〜20:00
ドリンクチャージ:¥500 税込
在廊日:5月28日 (日) 午後1〜6時
場所:東京都世田谷区代沢5-31-8 (下北沢駅から徒歩10分)
tel&fax:03-6805-2638
『女ひとり、イスラムの地に魅せられて』(6月3日)
写真展終了後の6月3日にトーク会があります。
連続講座「人はなぜ冒険するのか」の4回目です。
タイトルは【異文化】『女ひとり、イスラムの地に魅せられて』。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(詳細)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「抑圧されたイスラム女性」。 よくこんな言葉を聞きます。 私は2003年からエジプトの砂 漠で一人で遊牧する女性と暮らし、そのほかイスラム圏各地で多くの家族と寝食をともにしてきました。そこで出会っ た女性たちは、日本でステレオタイプ的に語られるのとは異なる、しなやかに人生を謳 歌する人たちでした。 おめでたい場では歌い、踊る。男性を部下に持ち、組織を統括する女性支店長もいる。 ベールにしても自由を奪うものではなく、美しい部分を大 切な人にだけ見せるためのもの。外では地味に装い、家では夫のために赤い口紅をひく。 ベールのおかげで外見の良し悪しで差別されることなく、仕事は実力で評価される。
イスラム圏の情報は戦争や テロを伝えるニュース報道に偏り、「暴力的」、「怖い」などのイメージを持たれがちです。しかし自分の足で歩き、自分の目で見れば、また違った世界が見えてくる。そんな自らの先入観をくつがえし、世界を知る楽しみをお伝えしたいと思います。
<プロフィール>
・常見 藤代|つねみ ふじよ
写真家。上智大学法学部卒。大学在学中、インドネシア旅行を機に写真を撮り始める。以後、20年以上にわたり中東イスラム圏を取材。2003年よりエジプトの砂漠で一人で遊牧する女性サイーダと暮らしながら取材。全国各地で写真展、講演会を開催。「第 19 回旅の文化研究奨励賞」受賞。2011年「第9回開高健ノンフィクション賞」最終選考ノミネート。
著書は『砂漠のサイーダさん』(福音館書店)『女ノマド、一人砂漠に生きる』(集英社)『ニワトリとともに』(農文協)『女ひとり、イスラム旅』(朝日新聞出版)『アフマド毎日がもりだくさん』(偕成社)など。
・江藤 孝治|えとう たかはる
映画監督・TV番組ディレクター。1985年、福岡県生まれ。
2009年度 武蔵野美術大学大学院視覚伝達デザインコース修了。大学在学中、探検家・関野吉晴氏に師事し、同氏の探検プロジェクトに帯同しながらカメラを回したドキュメンタリー映画『僕らのカヌーができるまで』(芸術文化振興基金助成作品/武蔵野美術大学卒業制作展優秀賞)を制作。大学院修了後、映像制作会社「グループ現代」に所属し、NHKのドキュメンタリー番組や、企業PR映像制作などを手がける。2014年、若手現代美術家の加藤翼を追ったドキュメンタリー映画『ミタケオヤシン』が公開。2016年9月より、映像制作会社「ネツゲン」に所属。
第4回 【異文化】『女ひとり、イスラムの地に魅せられて』
日 時:6月3日(土) 16:00~18:00/開場30分前
ゲスト:常見 藤代さん|写真家
キュレーター:江藤 孝治さん|映画監督・TV番組ディレクター
参加費:¥2,500 税込/ドリンク付き
「ダーウィンルーム」連絡先
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-31-8 (下北沢駅から徒歩10分)
tel&fax:03-6805-2638
e -mail:darwinroom@me.com
http://www.darwinroom.com/