『男と女の生物学』＊なぜ男性は賭け事・ギャンブルにはまってしまうのか？

男はギャンブル（賭け事）が好き、これはある程度しかたがないのかなあと思います。

旅先で賭け事・ゲームのシーンをみかけますが、主は圧倒的に男ですから。

なぜ男性は賭け事にはまるのか？

女が賭け事に身をやつしているのを見たことがありません。

私は競馬、パチンコそれぞれ１回だけやったことがあります。その場に男性は大勢いらっしゃるのに女性は数えるだけでした。

同じく路上でゲームに興じていたチュニジアのおじいちゃんたち

　これは狩猟採集時代の名残なんだと思う。狩りをするとき、男性はひたすら待ったり、ここぞというときに襲いかかったりする。単に時間をかければ多くの獲物が得られるわけではない。一番大事なのはチャンスに全力を尽くすことだ。一方、女性は狩りではなく、植物を採集することが多かった。収量は時間をかければかけるほど多かったろうから、コンスタントに頑張るやり方が適している。（「オトコとオンナの生物学」）

女性の方がケチ？

ある家庭で、夕食後に賭け事を始める男性陣。毎日だそうです。女性はのんびりお茶を飲んでいる。

女性がギャンブル・賭け事を男性ほどやらないのは、「損をしたくない」という気持ちが強いからでしょう。

ギャンブルは大きく勝つこともあるけど、その反対もある。

女性の方が絶対にケチだと思います。スーパーで同じ食品が並んでいて、お値引き食品と正札があったら、私なら買うのは前者。今日中に食べればお腹壊さないですしね。

女性は種を残す生物学上の要因があるから、「手堅く生きたい」という本能があるのでしょう。

オトコとオンナの生物学 (PHP文庫)

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池田 清彦 PHP研究所 2016-06-03

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