伊良部島で見つけた本当の幸せ*猛烈サラリーマンからの離脱
「この島に来て、幸せ感が変わった」。現在伊良部島に住む北川さん(60才代)はいいます。
宮古島からフェリーで10分ほどの場所にある伊良部島。北川さんが福岡からこの島に移住してきたのは7~8年前です。
猛烈サラリーマンから転身
サラリーマンだった北川さんは、54才で早期退職。その後しばらく海外を放浪したり、オーストラリアで暮らしたりしていましたが、伊良部島に来て、その海の美しさに魅せられ、移住を決意。今は浜辺でとれる貝を加工してアクセサリーを作って売っています。
写真はフナウサギバナタという海岸。ここは、月2回潮がひいたときに海の中を歩けて、貝を拾うことができるそうです。毎日貝の加工に忙しい北川さんにとって、大好きな海に入る時間がないのが悩みのタネ。
「サラリーマン時代より、今の方が忙しいです。読みたい本もたくさんあるし、磨かなければならない貝もたくさんあるから」。
家の鍵はかけない
一軒家の家賃は2万円。自宅の裏には畑もあり、近所の人がとれた野菜をくれることも。暮らしていくには困りません。「収入は以前よりも減ったけど、出るものが少ないからたまる一方ですよ。前の方が収入はあったけど、仕事のストレスでタバコを吸ったり酒を飲んだくれたりして、お金が出る一方だった」
島の平和さを伝えるエピソードがあります。ある日、北川さんが友人を訪ねて出かけていくと、家の鍵が開いていて、中には誰もいなかった。車もキーがついたまま。本人に電話すると、那覇にいたそうです。
「でも、橋ができたら家に鍵をかけなければいけないかな?って島の人と話してるんです」と北川さんは、ちょっぴり寂しそう。
伊良部島には、橋ができる前にもう一度訪れたいです。
北川さんのショップ「貝の小部屋」のHPはこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/shell_tm_irabu
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