『健康に生きる覚悟』*80歳の現役作家「森村誠一」氏の健康法
80歳を超えても活躍し続ける作家・森村誠一氏。その旺盛な作家活動の源は「健康的な暮らし」にあるようです。
その健康生活を紹介した「健康に生きる覚悟」。日々のスケジュール、食べるものなどが「私の1日のスケジュール」の中に紹介されているのが非常に興味深いです。
作家の毎日
森村氏はホテルマンから作家に転身。以後これまで50年、健康に生きるための生活スタイルを作り上げていったそうです。
フリーランスは会社員のような定期的な健康診断などありません。健康は自分で管理するしかないのです。
どんな健康生活を送っているのか? 一部を紹介します。
・毎日平均朝七時半から八時には起きる。まず、コップ一杯の水とともにサプリメントを飲む。作家になった頃から服用しているロイヤルゼリーと、サバのエキス、DHA(ドコサヘキサエン酸)である。
朝起きてすぐにサプリメントを飲むようにしたのは、飲み忘れを防ぐためである。起きたらすぐのむことを習慣づけることによって、ぬけやもれを防げる。・朝夕の二度の食事の合間に、テンオクロック・ティーと四時のおやつをとっている。食事で満腹にするのではなく、こまめにおなかに入れることによって、胃の負担がヘリ、脂肪の蓄積もおさえられるという。
・風呂上がりには水を飲む。私は脳血栓をふせぐため、こまめに水分補給しており、寝る前にはコップいっぱいの水と少量の牛乳を飲んでいる。
これも医者に教えられたことだが、胃袋は人間が1日活動しているだけでいたんでしまうという。就寝前に牛乳で膜をつくってやると、朝までたいていは修復されてしまう。この習慣を身につけて以来、目覚めた時の胃の不快感はなくなった。・これも医者から勧められた。就寝前の「コップいっぱいの水」で命拾いをすることがあるという。冬はトイレのなかに電灯をつけっぱなしにしておくと保温される。
・私は日中、眠くなったら二十分でも三十分でも眠る。これは医者に言われたことだが、五分でも眠るといいという。頭の中にたまった二酸化炭素がとれるという。
・熱海の仕事場の近所にも行きつけの喫茶店があり、コーヒーの「森村バージョン」を置いてもらっている。濃さは通常の2倍、お湯は二分の一で、四倍ほど濃い。香りも含め、美味しいのは表層から一センチほどのところ。したがって一センチのんだらあとは残すと言う、贅沢な飲み方になる。
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