ホテルのセーフティーボックスが開かない!そんな時の対策と旅のリスク管理
ホテルのセーフティーボックスが開かなくなりました。
場所はモルディブの首都マーレ。事件?が起きたのは帰国する前日です。
セーフティーボックスは4桁の暗証番号で開閉するタイプで、中にはパスポートとほとんどの現金とMac Book Proが。。。。ホテルはシャングリラ系列でした。
まずはフロントに電話
最初はちゃんと開け閉めできていましたが、外出先から戻って開けようとしたら、開きません!
正しい番号を何度入力しても同じです。すぐに部屋の電話でフロントに連絡しました。「My safetybox does not open!」
なんとか通じたようで、フロントは「すぐに我がホテルのエンジニアをさしむけます」。
待っていると2人の茶色い制服の男性が現れました。
最初、iPadを使って何やら操作していましたが、まったく開かきません。
とうとう番号の部分をパカっととりはずしたのです。
すると内部との連絡に使われるらしきチップらしき、ひょろーんとした細い紙が出てきました。
それを一生懸命いじったりしている。
が、問題はいっこうに解決しません。
さらに上司と思われる2人の男性が登場し、4人がかりで取り組むものの、同様の様子。
「明日は何時に出発ですか?」と聞かれ、
(急いでもらわないと困ると思い、本当は午後の9時のフライトだが)
「午後2時です」というと、彼らのひたいに汗が「たら〜」。
結局その日のうちに終わらず、作業は翌日にもちこされることになったのです。
電動ドリルで分解!
翌日も、1時間くらい同じことをやっても開かず、とうとう電動ドリル(!)で扉をこじ開けることに。
ガガガ・・・・
ホテル全体に響くような大音響が30分くらい続きます。
(私のMacBook Proはいったいどうなるのだ。。。)
生きた心地がしませんでした。
ガガガ・・・音にも飽きたころ、ようやく開きました!
我がパソコンを手にし正常に動くのを確認して、ほっと一安心。
パソコンを金庫になど入れるものではないですね。
貴重品をセーフティーボックスに入れる?
この一件以来、私はセーフティーボックスをいっさい使っていません。
貴重品はスーツケースに入れて鍵をかけておく。それで問題ありません。
盗人もよほどのことがないかぎり、スーツケースごと持ち出したりしないでしょう。
「セーフティーボックスが開かない」というトラブルはよくあるようです。
たいていは、ホテルのスタッフを呼べば簡単に開くようですが、逆に言えば、スタッフが簡単に開けてしまえるということ。
また金庫が、場合によっては「ここに貴重品が入ってます」とアピールにもなる。
スーツケースに鍵をかけない選択
スーツケースにあえて鍵をかけないのもありかなと思います。鍵をかけているのは「大事なものが入っている」と言っているようなもの、でもあるからです。
その場合、貴重品は本の中にさりげなく現金をはさんでおくとか、新聞の中にパスポートを入れておくとか、服の中にしのびこませておくとかします。甘いかな。
もちろん、貴重品をどこに保管するかは、国や場所によるでしょう。治安が良い場所なら、金庫に入れて金庫が開かなくなるより、他の場所の方が良いかもしれません。
旅行時の貴重品・リスク分散
私は旅先では小さなリュックとスーツケースを持ち歩くので、お金やクレジットカードは2つに分散して持っています。パスポートのコピーは両方に入れている。
2つとも盗られてしまうというリスクもある。
少し危なそうな場所に行く時は、太ももにくくりつけるマネーベルトを使ったりしたことがありました。
ウェストに巻くタイプよりスマートで目立たないから。
容量はそれほど大きくないので、パスポートかそのコピー、カードを紛失した時の連絡先、最低限の現金などを入れていました。
最近はそういう場所に行く機会もないので、めったに出番がありませんでしたが、今回のできごとで少し考えました。
ところで。この金庫トラブルのために、本来正午チェックアウトのところを、夕方5時まで部屋を使わせていただきました。不幸中の幸い。
めったにできない経験もできたし、のんびりできたし。そういえば、トラベルの元は「トラブル」でしたね。
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