コルドコイ*トルクメニスタン国境近くの町
イランのコルドコイ(Kordkuy)という町にやってきました。
コルドコイはイラン北部のゴレスタン州にあります。
コルドコイ観光
バンダル・トルキャマン Bandare Torkaman
クルドコイの町に来たのは、そこから北へ15kmほどの場所にある「バンダル・トルキャマン」へ行くのが目的でした。トルクメニスタンに近いこの町にトルクメン人の市があると聞いたからです。
トルクメニスタン国境にも近いこの町は、住民の多くがトルクメン人。トルクメン人は中央アジアのトルコ系の民族で、主にトルクメニスタン、アフガニスタン北西部、イラン北東部で暮らしていまイラン国内でトルクメン人が主に暮らすのが、このバンダル・トルキャマンです。
カスピ海沿いにピクニック小屋が並んでいました。平日なので誰もいませんでしたが。マーケットはありましたが、商品は衣料品や食器などが中心で、ほとんどは中国製。
市場の近くにトルクメン人の衣装を着て記念撮影する小屋が。イラン人にとってトルクメニスタンは、エキゾチックなイメージがあるのでしょうか?バンダルトルキャマンに滞在しようと思っていましたが、適当なホテルがないので、コルドクイに戻りました。
コルドクイでハプニング
町の中心に広場があり、おじいさんたちが大集合していました。リタイアされた方たちでしょうか。
写真を撮らせていただくと、右端に立っていたギンガムチェックのシャツを着たおじさん(おじいさん?)が、「わしの写真を撮ってくれ」と。
立派なヒゲとギンガムチェックの柄が、じつに良い感じです。
撮り終わって、しばらくブラブラしていたら・・・通りの向こうから背の高い男性が一目散に私めがけて近づいてきました。そして開口一番「アイ・アム・ポリス」。(ドキ!)何も悪いことをしていないのに、心臓が震え上がってしまいました。
「パスポートを見せろ」と言われたものの、パスポートはホテルに置いたまま。
彼は英語が話せず、私はペルシャ語が話せませんので、何や何やらさっぱりわかりません。。。すぐにもう一人ポリスが現れ、車に乗せられてホテルへ連行(?)されました。それにしてもすごく飛ばします。本当に怖かった。。。。。その後の経緯は詳しく書きませんが、なんとか事なきをえて「ほっ」。スパイか何かに間違われたのでしょうか。
ポリスたちは「悪い事したね。さっきの場所までお送りしますよ」と言ってくれましたが、すでにぐったり疲れはててしまった私は、お断りしました。観光客があまり行かない町で写真を撮るのは要注意です。
女の子はこんなに可愛いのですが。。。
コルドコイのホテル
「Bahman hotel」。この町で唯一のホテルです。一泊約30ドルほど。
フロントは英語が話せませんので、必要な時はオーナーが英語が話せる自分のお嬢さんに電話し、コミュニケーションしました。
朝食はなかなかボリュームたっぷりです。
何種類かのジャム(サクランボ、ニンジン)、バター、チーズ、ホットミルク、オレンジジュース・・・・。イランではニンジンジャムがよく食べられていて、これがとても美味しいです。目玉焼きを食べていたら、なんと後からゆで卵も。結局、この朝食なり残してしまったのですが、それを見ていた従業員の女性が、とても不思議そうな顔してました。イラン人は、こんなに朝からたっぷり食べるのかしら??
ホテルの場所はこちら。
地図上の右手(東)の大きな広場(Shahardari Sq) から、ゴルガン(Gorgan)行きの乗り合いタクシーが出ています。
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