イランの本当に美しいモスク４選

イスラム世界の中で、最も美しいモスクがあるのがイランだと思います。

数多くの美しいモスクの中から、その「選りすぐり」を紹介します。

①ゴム：ジャムカラーンモスク

 

 

ジャムキャラーンモスクは外国人観光客にはあまり知られませんが、イラン人にとっては重要な巡礼地。いつも大勢のイラン人参拝客が訪れます。首都テヘランから南に約120キロ。イランの国教シーア派の聖地ゴムにあります。

 

 

夕方から夜にはライトアップされ、一段と美しさが増します。

Jamkaran Mosque

②イスファハン：金曜モスク（ジャーメ・モスク）

 

 

ジャーメ・モスクはイスファハンで最も古いモスクで世界遺産にも登録されています。「金曜モスク」とは、金曜日に集団礼拝を行うモスクのことです。町の中心にあり、その町を代表するモスクです。

少し古ぼけた感じがありますが、その「ひなびた感」がなんとも言えない落ち着きと気品を醸し出しています。

イスファハンでは、かつてこのジャーメ・モスクが中心的役割を担っていました。やがて人口が増え、礼拝者を収容しきれなくなったため、今では「イマーム広場」が金曜モスクの代わりとして使われています。

 

 

高い位置に設けられた窓から日の光が差し込む様は一種の芸術です。

Jameh Mosque of Isfahan

③シーラーズ：ナスィーロル・モルク・モスクMasjid Nasir ol Molk

別名「ピンクモスク」といわれる古都シーラーズにあるモスク。礼拝堂の壁にあるステンドグラス細工から差し込む光が、絨毯の上に美しい影を落とします。太陽の光が窓からきれいに入る朝早い時間に行くのがおすすめです。

 

モスクの壁面にも可愛らしい花々や宮殿、アラビア文字が可憐に描かれています。

Nasir al-Mulk Mosque

④カーシャーン：アガ・ボゾル・モスク

カーシャーンはイランの首都テヘランとイスファハンの中間にある古都。古い建築群が残っています。

アーガーボゾルグモスクは、神学校とモスクが１体になったもので、18世紀の学者・アーガーボゾルグにちなんで名づけられました。神学校は中庭を囲むように部屋が配置されて、どの部屋からも木が茂る中庭が見わたせます。

興味深いのは地下に中庭があることです。イランのこの辺りは夏の暑さがかなり厳しい。モスクに集う人が過ごしやすくするための工夫と言えるでしょう。

日中も良いですが、ライトアップされ、幻想的な姿を見せる夕方以降もおすすめです。

Agha Bozorg mosque 

 

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