パランガンPalangan* イランで最も美しい村
イランで最も美しいと言われるパランガンPalangan村<クルディスタン州>。その魅力と行き方をご紹介します。
【パランガンの場所】
パランガンの風景
朝日を浴びながら談笑する男性たち。パランガンに暮らすのはクルドの人びとです。「今日の昼食べに来なさい」と声をかけていただきました。
自分の家の屋根に土を盛り、丸い石を上から転がして補強します。
学校に行く途中の女の子たち。パランガンの人たちは、会うと「こんにちは」とやさしく挨拶してくれます。
これから牛の放牧に出かけるお母さん。
パランガンの家庭にホームステイ
パランガンではあるご家庭にお世話になりました。イラン人の家庭では床に布をしき、その上に料理を並べて食事します。
夕食後は果物を食べながら楽しく歓談します。毎晩近所の女性達が集まって、おしゃべりに花を咲かせます。
パランガンへの行き方
簡単なのは、サナンダージSanandajからタクシーをチャーターすることです。
それ以外の方法は、パーヴェーやケルマンシャー、サナンダージなどから、まず「カミヤランkamiyaran」の町まで行き、そこから乗り合いタクシーで行く方法。
(乗合タクシーは乗客が集まったら出発する乗り物です)。
私はパーヴェーから行きました。
パーヴェーからカミヤランまでの乗合タクシーは、市内の「ケルマンシャー・ターミナル」から出ています。(時間によってはカミヤランまでの直通はなく、ラヴァンサットに行き、そこで乗り換えることになります。)
ラヴァンサットまで40分、カミヤランまで30分、カミヤランからパランガンまで30分くらいです。
カミヤランからパランガンまでの乗合タクシーの料金は、1人200円くらいです。
乗合タクシーはバスより利便性が高く、私はよく利用します。そのぶん料金は少しだけバスより高いですが。女性性1人でも安全ですし、イラン女性もよく利用しています。
ホウラマンとパランガン
パランガンの他に、同州の村ではホウラマンも行きましたが、私はパランガンの方がおすすめです。これは景観や人々の心根、行きやすさなどを考慮した上での印象です。どちらに行くか迷ったら、パランガンをお勧めします。
ただ難点はホテルと行き方です。宿はあることはあるのですが、女性1人で泊まるには、ちょっと心許ない感じです。行き方も少々ややこしいです(後述)。
私は何の情報も持たずに夕方パランガンに到着してしまい、けっこう苦労しました。結果的には親切な家族の方が家に招いてくださり、泊まらせてくださったのですが。
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パランガン村の様子は、こちらの本に詳しく書いてあります。女ひとり20日間、イランの家庭を泊まり歩いた“出会い”と“食”の旅行記。イラン人のリアルな暮らしぶりを知ることができます。