2016-02-17

フェズ*メディナの迷宮に迷い込んで

モロッコでは、異教徒がモスクに入ることはできませんが、「マドラサ(神学校)」は見学できます。

フェズの旧市街には複数のマドラサがあります。その中で圧倒的な美しさを誇るのが「アッタリーン・マドラサ」です。

アッタリーン・マドラサAl-Attarine Madrasa

場所はメディナの中心部、カラウィーンモスクの近くです。

モロッコ・フェエズのアッタリーンマドラサ

入り口から入ったところ

建てられたのは14世紀。

フェズのアッタリーンマドラサ

中庭には大理石の噴水がある。

マドラサ全体が、ひとつの芸術作品といってもくらいの、重厚で渋い美しさがあります。

フェズのアッタリーンマドラサ

壁面の精細な彫刻を眺めていると、時のたつのを忘れます。

フェズ・アッタリーンマドラサ

マドラサが開くのは、朝9時から。

旅行者がいない静かな時間をねらっていくのがおすすめです。

メディナの中のカフェ

「カフェ・ハヌート」。

メディナのメインストリート「タラーカビーラ」にある、小さなカフェです。シェラルビン・モスクの並びの10メートルほど離れた所にあります

エスプレッソマシーンで入れるコーヒーは、深みがあって美味しい。5ディルハム(約50円:2020年現在)です。

カフェに座って、忙しく通りを行き交う人を眺める。これもまた、フェズ観光の楽しみです。

女の子を連れた人、杖を突いたお年寄り、魚のフライをつまみながら歩く男。荷物満載で歩くロバ。ヤギの皮をかついで運ぶ男性……。

フェズのメディナは生活の場なんだなあとつくづくと思ったりします。

お店の入口上方にあるテレビでは、ナショナルジオグラフィックのネイチャー番組が流れていました。

マドラサの詳細な情報・平面図などは、こちらの本に紹介されています。

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女ひとり、イスラム旅

女ひとりでモロッコ、チュニジア、オマーンなどを旅した旅行記。モロッコではラバトのプー太郎青年と知り合い、彼の自宅や古い邸宅に暮らす友人宅を訪ねた歩いた体験、カスバ街道の美女とハマムで汗を流した話などが書かれています。

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