古都ニズワ*アラブ情緒満点のスークと白熱の動物市
オマーンの中で、古き良きアラビアの雰囲気を存分に感じられるのが、第2の都市ニズワ(Nizwa)です。ニズワは6世紀から7世紀にかけてオマーンの首都が置かれていた古都。町中にはニズワ・フォートや古くから商いが行われてきたスーク(市)があります。
ニズワスーク
ニズワのスーク(市場)は、オマーンのスークの中で最もアラブの雰囲気を感じられる場所です。スークの入り口。
ハンジャル Khanjar と呼ばれるオマーンの伝統的な三日月形の短剣を身につけた男性も見られます。ハンジャルは、男性が正装をするときに身につけるもの。オマーンは昔から銀細工が盛んで、ハンジャルも銀細工が施されたものが多くあります。ニズワは、オマーンにおける銀細工の中心地です。
白熱の動物市
ニズワのスークでは毎週金曜日に動物市が開かれます。取引されるのは、ヤギ、牛や馬など。売買のやり方は、とても原始的です。買い手が二重の輪をつくった中を、売り手が動物を引き連れてねり歩きます。興味ある買い手は売り手に声をかけ、その場で交渉開始です。
市には女性も大勢参加しています。多くは近隣の村々から家畜を買いに来た女性たちです。オマーン内陸部には、家畜を放牧しながら遊牧生活をしている人たちがいます。動物市では、まずヤギが売買され、次が牛や馬などの大型動物になります。熱気ある売買が見られるのは、大型動物よりもヤギの時です。
市が最も賑わうのも早朝から7時くらいにかけてです。活気ある売買を見たければ、ぜひ早目に到着しましょう。
【ニズワの場所】
ニズワは首都マスカットから170km。マスカットから車で約2時間です。
【ニズワのホテル】
ニズワではAl Karam Hotel Apartmentl に泊まりました。部屋も広くきれいなアパートメント形式のホテルです。
【「女ひとり、イスラム旅」】
首都マスカットから山間部の秘境まで、オマーンの旅の魅力を記しています。
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