トズール*アルジェリア国境に近いオアシスの町
チュニジアのおすすめの町の1つはトズール(Tozeur。サハラ砂漠の中にあるオアシスの町で、アルジェリア国境の近くにあります。
トズールの場所
アルジェリアとの国境から50kmほどの距離です。
近くにはジェリド湖という大きな塩湖があります。
トズールの見所*
メディナ旧市街
トズール旧市街には冒頭の写真のような幾何学模様のようにレンガが組まれた町並が残っています。メディナの中にはモスクがいくつかあり、どれも中庭を囲む形。雰囲気がとても良いです。
家々の窓はマシュラビーヤという木の格子の出窓で、中世以降のイスラム建築に見られるもの。外から中は見えないが、中から外は見えて、女性たちが安心して外を眺めて楽しんだそうです。マシュラビーヤは木の格子の出窓で、エジプトやサウジアラビアにも見られます。
幾何学模様の古い建築様式が残るのは、ウルド・エル・ハデフ地区(Le Quartier de Ouled el Hadef地区)。この何学模様の建築様式は10世紀からあるそうです。
民族博物館 Sidi Ben Aissa Archaeological and Traditional Museum
トズール出身の女性が経営する、こじんまりとした博物館。ケリビア出身のご主人が手伝っています。
ケリビアはチュニジア北部・地中海に面したリゾート地です。どうしてケリビアの彼がここに?
彼はケリビアで土産物屋をやっていて、仕入れを兼ねてアルジェリア旅行に行ったそう。その帰りにトズールにより、トズールと博物館、彼女に恋をしてしまったのです。「3日滞在の予定だったのが1ヶ月になってしまってね」。
1ヶ月間、毎日この博物館にやってきたそうです。
彼女の方は、彼に会う1年くらい前に彼の夢を見たとか。「顔は彼で、体が鳥なの。そして彼が初めてミュージアムにやって来た時に、「ああ、懐かしい」と思ったわ」
彼は今もケリビアの土産物屋を続けていて、夏は3、4ヶ月ケリビアで過ごします。
地中海沿いは夏が観光シーズン。対してトズールなど南部の砂漠地帯はとても暑いのです。彼女の方は博物館の仕事があるので、15日間くらいしかケリビアに行けないそうです。
博物館の場所はこちら↓
トズールのホテル*ダール・エルコッパ Dar El Kobba
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部屋はセンス良くまとめられています。
オーナーはブリジットというフランス人女性。彼女は30年間トズールに住んでいて、ホテルをオープンしたのは10年前。
時々パリ、時々トズールに住んでいるそう。パリからトズールに直行便があるそうです。羨ましいですね
トズールや、ナフタ(トズールの西へ20km)には、(主にリタイアした)フランス人やイタリア人がたくさん住んでいます。
日本人にとってのタイやマレーシアみたいなものでしょうか。
トズールへの行き方
チュニスから直行便があります。
バスやルアージュ(乗合バン)は、チュニスから7時間ほどです。
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