トルコ南東部|治安・物価・旅の楽しみ方
トルコ東部、シリアの国境近くを旅してきました。ガズイアンテップ、シャンルウルファ、マルディン、ディヤルバクル、チェルミック、シヴァス、ディヴリなどです。
ガズイアンテップ、ウルファ、マルディンなどは、現在戦闘状態が続くシリアから50kmほどの場所。外務省のホームページの危険情報では、「レベル3」(渡航は止めてください(渡航中止勧告)に指定されています。
にもかかわらず行ったのは、友人が旅行して「安全だし、すっごく楽しかった!」と絶賛していたからです。「行く先々で助けてもらったし、イラン人よりさらに親切だった!」とも。
実際に行ってみて、どうだったのか?危なくないのか?普通に旅行できるのか?などをお伝えします。
安全・治安
実際には全く平穏です。たとえば最初に訪れたガズィアンテプ。ここのマーケットや伝統的な市場バーザールは、地元の買い物客や観光客でとても賑わっていました。
盗難など一般的な治安についても問題ありません。私は何度か財布が入ったバッグのファスナーを開けたままにして歩いていたことがありましたが(ぼんやりしていたので)、何も起こりませんでした。スリやひったくりなどは、気をつけていればまず遭遇することはないでしょう。
女性一人旅でもまったく心配無用です。冒頭の友人も、女性一人旅です。
人が良い
バッグのファスナーの話ですが、しばしば地元の人に「バッグのファスナーが開いてますよ(だから気をつけなさい)」と声をかけられました。トルコはとにかくお節介な人が多いんです。
歩いていると「チャイ(お茶)飲まないか?」としきりに声がかかります。おじさま達とお茶。飲んでいるのはホットのファンタオレンジです。誘われて一杯いただくくと、もちろん「お代はいらないよ」となります。
道に迷って場所を聞くと、行き方を教えてくれるだけでなく、実際に歩いてそこまで連れて行ってくれる人も多いです。
物価が安い
トルコ東部の物価は日本の1/4~1/5くらいの感覚です。4つ星ホテルは3千円弱で泊まれます。写真はシヴァスで泊まった4つ星のホテル。一泊3900円ほどでした。
外食は200円くらいからあります。写真のチーキョフテはトルコ南東部の郷土料理。ブルグル(挽き割り小麦)やトマトペースト、タマネギや各種スパイスなどをこねて作ったもの。これをハーブ系の野菜と一緒にレタスや薄いパンに挟んで食べます。
民族的に興味深い
トルコ東部は民族的にとても興味深い地域です。クルド人、アラブ人、トルコ人などが入り混じって暮らしています。他にたとえばチェルミックなどでは「ザザ人」もいます。彼らはイラン系の言語「ザザ語」を話します。
移動は快適
トルコはバスの便が非常に発達していて快適に旅行ができます。車内ではコーヒーや紅茶、お菓子などのサービスがあり。私がこれまで旅してきた国々の中では、交通インフラ面はとても整っていて、最も旅行しやすい場所でした。
英語は通じにくい
外国人が泊まるようなホテルのフロントなどでも英語は通じないことがあります。でもスマホのグーグル翻訳がありますので、問題ないですね。トルコ人も皆スマホを持っており、外国人と話す時は、さっと翻訳アプリを起動してくれます。
トルコ女性はセルフィーが大好き
行く先々で「一緒に写真撮っていいですか?」と突然声をかけられることが数え切れないくらいありました。トルコの女性は本当にセルフィーが好き。美人が多いからでしょうね。
総じてトルコ東部はとても旅行しやすい場所です。またじっくり時間をかけて旅行したいと思っています。
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