【見学】東京ジャーミイ 異教徒でも平日でも見学可能。
東京ジャーミイは東京・代々木にある日本一美しいモスク。誰でも見学可能です。土日、祝日はガイド付き見学ツアーもあります。開館時間などの詳しい情報や見学のマナー、注意点などを詳しくご紹介します。
東京ジャーミイとは
東京ジャーミイTokyo Camiiは、東京の代々木にあるモスクです。トルコ様式で建てられた日本で最も美しいと言われるモスクで、トルコ文化センターが併設されています。
東京ジャーミイの前身・東京回教礼拝堂がこの地に建てられたのが1938年。2000年に東京ジャーミイ・トルコ文化センターとして再建されました。設計はトルコの代表的建築家ムハッレム・ヒリミ・シェルナプ氏です。部材などをトルコから取り寄せ、トルコの建築業者や工芸職人が多数参加して建てられました。床の大理石、絨毯やシャンデリアもトルコ製で、内部のステンドグラスなどの装飾もトルコの職人が手掛けています。
美しい礼拝堂内部
東京ジャーミイは1階がトルコ文化センター、2階が礼拝堂です。礼拝堂の見所は、なんといっても壁のカリグラフィーや唐草紋様などの美しい装飾です。そして細かく見ると、壁にはチューリップの絵がたくさん描かれています。チューリップはイスラム世界を象徴する花。1株に1つの花しか咲かないので、アッラー(神)にたとえられるそうです。
写真右にあるのが「ミンバル」という説教壇。イマーム(指導者)がここに登って説教をします。正面の壁中央には「ミフラーブ」という聖地マッカのカアバ神殿の方向を示すくぼみがあります。
礼拝の時、信徒たちは絨毯の模様にそって横一列に並びます。
アラベスク模様で装飾されたドーム天井。その美しさはため息が出るほど。
女性の礼拝スペースは3階にあります。
「女性の礼拝場所が上」は、イスラム圏のモスクでも同様です。女性から男性は見えても、男性から女性は見えません。礼拝中の男性が女性の姿に心を惑わされないためです。
見学の時間
開館時間:毎日10時~18時まで。
(金曜日:集団礼拝に参加される信徒の方を除き、一般の見学は14時〜可能。)
入場料:無料。子連れも可。
ガイド付き見学ツアー
毎週土・日曜、祝日。14時30分~。無料。1名からでも参加可能。
東京ジャーミイ広報スタッフの下山茂さんによる説明です。モスクの歴史やイスラム文明、イスラムの教えなどの解説。
3時15分くらいからの礼拝を見学し、3時半頃に終了します。5名以上なら平日でもガイドツアーが可能です。
見学のマナーや注意点
写真撮影
個人の撮影は可能です。ただし他の来館者や信者、礼拝している方々を撮影しないこと。また礼拝中の撮影や、オンライン上で販売することは禁止です。
服装の注意点
信者が礼拝を行う神聖な場所なので、男女とも肌を隠す服装をすること。服装の色は自由です。
女性の服装:長袖・長ズボン、ロングスカート(足首まで隠れるもの)
ショートパンツ、キャミソール、タンクトップ、ミニスカートはNGです。ストールかスカーフを持参のこと。色、柄、形は不問。帽子でも可です。貸し出し用もあるものの、数が限られているため、持参するのがベターです。
男性の服装:ハーフパンツやタンクトップはNG
・礼拝堂に入る時は靴を脱ぐこと。
そのほかの注意点
礼拝中も見学可能ですが、後方に静かに座って場内を歩きまわらないこと。
ハラールマーケット
1階のハラールショップでは世界各国のハラール食材(イスラム教で許された食材)が販売されています。肉や調味料もすべてハラールです。そのほかコーラン、トルコ直輸入の雑貨、アクセサリーなども。
講座
東京ジャーミイでは、イスラムやコーランの講座を行っています。
講座 https://tokyocamii.org/ja/lectures_list/
東京ジャーミイ アクセス
住所:東京都渋谷区大山町1-19
電話:03-5790-0760
最寄駅:代々木上原駅。駅から徒歩5分 駐車場:なし。
HP: https://tokyocamii.org/ja/
★「イスラム流幸せな生き方」
中学生でもわかるイスラム入門書。なぜ世界中でイスラム教徒が増え続けているか?がわかります。
コメントを残す