カルギルの天使&女性が安心して泊まれるホテル<北インド>
インド北部の町カルギルKargilは、多くの旅行者にとってザンスカールやレー(ラダックの中心)への通過地点でしかなく、評判もあまり良くはないようです。人も多くてやかましく、ホテルも高い‥と。
カルギルに来る前、パニカルという田舎の村で過ごした私にとっては、このにぎやかさが逆にほっとしました。何より女性たちの服装がやはりおしゃれなのが、見ていて楽しい!少し歩けば味のある古い街並みもあり、魅力ある町でした。
カルギルの見どころやホテルなどをご紹介します。
カルギルの場所
インド北部シュリーナガルとレーのほぼ中間にあります。インド・パキスタンの停戦ラインからは10kmほど。
かつてカシミールとの交易の中継地点として栄えていました。町の中心を南北にメインバザールが通っています。
ムンシ・アジズ・バート博物館 Munshi Aziz bhat museum
かつてのカルギルと中央アジアとの貿易のようすを紹介する博物館。貿易でやりとりされた品物などが展示されています。
中央アジアからもたらされたホーローの陶器がかわいらしくて、印象的でした。
場所:
場所はカルギルの中心部から少し北へ行った集落の中。かつての商人の家を博物館にしています。
入場料:50ルピー(外国人)
カルギルの家
カルギルの中心を抜けて少し歩くと静かな住宅街です。この地方独特の古い住宅も残っています。
アンズやクワの木がたくさん生えていました。クワの実は大好きなのですが、誰も取る人がいないのか、たくさん地面に落ちているのが残念。
住宅街で出会った女の子たち。「どこにいくの?」「どこから来たの?」と人なつこく聞いてきます。
私の天使を発見!魅惑の微笑とはこのことですね。
畑で農作業する夫婦がいらっしゃいました。いいですねー。家の庭にこんなにふんだんに野菜が植えられていて。
私も畑をやるので、(どんな野菜を植えているのかな)と興味深く眺めていると、「家でお茶を飲みませんか?」と誘っていただきました。
いただいたのは、ナムキンチャイ(塩入りのミルクティー)です。ビスケットを添えていただきました。「ローカルブレッドも食べる?」」と。興味がありますので、遠慮なくいただきます。「タギ」というラダック地方のパンです。
突然おじゃましたのに、台所はとても綺麗に整えられていました。
ご主人は少し英語が話せました。彼は病院で働いていたそうです。子供さんは男の子が4人、女の子が2人。みなさん成人して家を出ていらっしゃいます。
寝室は物がなく、とてもすっきり。青いレースのカーテンを通して、周囲の緑がすけて見えました。
ジャーマ・マスジド・カルギル Jama masjid kargil
カルギルでいちばん大きなモスク。街の南北を貫くメインバザール沿いにあります。
シーア派の信者がお祈りの時に使う丸い石です。
ルート・トラベル・カフェRoots Travel Cafe
ここは穴場です。ラダック関連の旅の本が置いてあり、お茶を飲みながら情報収集をしたり、のんびりくつろいだりすることができます。
カルギルのホテル:ホテル・シアチェン Hotel Siachen 1600ルピー(約2800円)
通りから少し入った静かな場所にあります。中庭に面して部屋があり、回廊に洗濯したばかりのシーツが干されていました。毎日こうしていたところを見ると、清潔に保たれているのでしょう。毎朝キッチンからミルクティーを届けていただきました。女性が安心して泊まれるホテルです。