2020-11-24
トウガラシ味の焼き魚*モルディブの暮らしとごはん
モルディブの家庭で料理を教えていただきました。場所はオマドー島というローカル島。ローカル島とは、リゾートではないモルディブ人が暮らす島のことです。
島の女性たちは、いつもこのように広場に集まって世間話に花を咲かせています。
今回いただいたのは焼き魚です。日本の焼き魚といえば「塩」で味付けしますが、モルディブでは「唐辛子ペースト」です。ペーストの材料は唐辛子、ニンニク、ショウガ、黒コショウ、レモンです。
ココナツの実を燃料に
焼くのは庭で。燃料にはココナツの葉と乾燥したココナツの実を使います。モルディブには、どの家にココナツの木があります。ココナツが料理のベースにもなれば、燃料にもなるのです。
魚を焼きながら、奥様が「あなたの家には何の木が生えているの?」と聞きます。私が「何もない」と言うと、え!?と絶句。「庭がないから」と言うと、とても悲しそうな顔をしていました。
この家の庭はとても広く(モルディブの家は一般的にそうなのですが)、ココナツやバナナ、その他たくさんの木が生えていました。バナナはカレーにして食べることもあるそう。バナナのカレー、食べてみたいなあ。
ご飯に砂糖をかけて
リビングでご家族といただきます。右の赤い入れ物には飲み水が入っています。
食事の付け合わせは、ココナツミルクと砂糖。これをごはんにかけて、混ぜながら手で食べます。料理が辛いので、甘いココナツミルクと砂糖で口直しするのです。
ご飯に砂糖をかけて食べる!世界には様々な食文化があるのですね。それも砂糖はかなりたっぷりです。
日本人的には(というか私は)「砂糖の取りすぎじゃない?代わりに辛さを控えめにすればいいのに」と内心思ってしまいますが、モルディブ人にとっては「辛さ=美味しさ」なのかもしれません。
ありがとうございました!!
タグ: 世界の家とキッチン
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