タルーダント*落ち着きあふれる古都と魅惑のホテル
「小マラケシュ」と呼ばれるタルーダント。サアード朝(1549~1659年)の都が置かれていた場所です。
街はマラケシュを彷彿とさせる城壁に囲まれていますが、マラケシュのように賑やかではなく、静かで庶民的。
私はマラケシュよりも断然タルーダントの方が好きです。
タルーダントの場所
タルーダントのメディナとアッサラーグ広場
タルーダントの町は、サアード朝の時代に造られた塁壁(とりでのこと)に囲まれています。その中がメディナ(旧市街)です。
タルーダントの見所といえば、このメディナの中のスーク(マーケット)になるのですが、ただメディナの中をぶらぶらしているだけでも楽しい。
メディナの中心「アッサラーグ広場」。この広場に面してたくさんのカフェやレストランがあります。
メディナの中では馬車も走っています。カッポカッポ‥という蹄の音が耳に心地いいです。
学校に行く途中でしょうか。ノートを見ながら勉強中の女性達。後ろの方には自転車を押している女性も見えます。町は自転車で回るのにちょうど良い大きさです。
石畳の路地。左奥にあるのは床屋さんです。
ドーナツ屋さんがありました。その場で買って揚げたてを食べることができます。甘さはひかえめで、素朴な味でした。
メディナの中には魚市場も。こんな内陸の町でも魚が豊富なんですね。エビも売っています。
メディナの中は車より自転車に乗る人の方が多い。その方が静かでいいですね。
タルーダントのおすすめホテル
「小マラケシュ」と呼ばれるタルーダントには、ゆったりと過ごせる素敵なホテルがたくさんあります。2つだけご紹介します。
Dar Tourkia
メディナ(旧市街)の一角のカスバの中にあります。朝起きて庭に出ると、なんと城壁の上を孔雀が歩いていたので、びっくり!
中庭のプール。
ホテルのラウンジ。
朝食。
住所:l Kassbah, à côté des pompiers 83000 Taroudant
e-mail:dartourkia@gmail.com
tel:+212 5 28 85 45 76
Riad Tafilag
こちらは、メディナ(旧市街)のど真ん中にあるリヤドです。
ハサンさんという親切な従業員(モロッコ人男性)がいます。
共有スペース。この右手にはライブラリーがあり、モロッコ関連の写真集がたくさん置いてあります。
ホテルでは、自転車の無料レンタルも行なっています。
吹き抜けになっている中庭。
リヤド・タフィラグは庶民的な街区のど真ん中にあり、メディナ歩きにとても便利な立地です。
Riad Tafilag
住所:31, Derb Taffelaght 83000 Taroudant MAROC
tel: +212 528 85 06 07 , +212 641 03 67 42
【2つのホテルの場所】
タルーダントへの行き方
ミルレフトからタルーダントへ
今回は大西洋岸の町ミルレフトからタルーダントへと向かいました。
移動手段はグラン・タクシーです。
途中ティズニット とインズガーンで乗り換えました。
①ミルレフト→ティズニット
ミルレフトのタクシー乗り場で、ティズニット行きの車を待ちます。
いつもグランタクシーの出発で待たされることは少ないのですが、この時は出発まで15分ほど待ちました。
出発後、30分ほどでティズニットのグランタクシー乗り場へ到着。
②ティズニット→インズガーン
ティズニットからインズガーンまで1時間半でした。運賃は30ディルハム。
インズガーンの町が近づくに連れて渋滞が始まり、車はのろのろ運転。
インズーガーンのタクシー・ターミナルでは、「タルーダント」「マラケシュ」・・・などと、行き先を叫んで呼び込みをする声があちこちで聞こえます。
③インズガーン→タルーダント
この間に乗ったのは、普通の乗用車でした。
驚いたことに、後部座席に4人、助手席に2人座らされました。
私は後部座席に乗りましたが、右隣に男性、左隣に女性2人。
う〜ん、窮屈。。。。
(これがもし男4人だとしたら、いったいどうなってしまうのか??)
それでも隣の男性が途中で降りてくれたので、助かりました。
ほっ。
インズガンからタルーダントまでひたすら平坦な道で、途中からうとうと。。。。。
ちなみに、ティズニットからタルーダントまでタクシーをチャーターすると400ディルハムだそうです。
タクシーを降りて、そこからプチ・タクシー(市内を走るタクシー)を広い、ホテルに向かいました。
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女ひとりでモロッコ、チュニジア、オマーンなどを旅した旅行記。モロッコではラバトのプー太郎青年と知り合い、彼の自宅や古い邸宅に暮らす友人宅を訪ねた歩いた体験、カスバ街道の美女とハマムで汗を流した話などが書かれています。
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