2024-01-10

自分で荷物を運んで引っ越し*費用は27,000円〜東京古民家暮らし①

砂漠の遊牧民 desert nomad  ラクダ

ラクダ1頭に乗せられるだけの荷物で暮らす遊牧民女性サイーダ。「荷物が少なければ、いつでも好きな時に好きな場所に移動できる」

3LDKのマンションから一軒家へ引っ越しました。引っ越し費用は27,000円(3日間のレンタカー代)。自分たちで荷物を運んだからです。ライトエースに荷物を積み込んで。これが実に楽しい経験でした!おすすめです。

なぜこんなめんどうな、変わったことをやろうと思ったのか?

引っ越し業者を選定したり、依頼したりするのがめんどくさかったからです。

段ボールの数を数えたり、見積もりをとったり‥業者をどうやって選んでいいのかもわからない。

一括見積もりを依頼したら、いきなり様々な方からメールや電話がたくさん来て怖い‥。

それならなるべく荷物を減らし、自分たちで運んでしまえばいいのでは?そういう結論になったのです。

愛するモノは自分の手で運びたい

自分の物くらい自分で運びたいという気持ちもありました。愛すべき大切なものは、見知らぬ他人に預けず、自分で運びたい。

ちょっと話はずれますが、私は海外へ行く時も、荷物は100%機内持ち込みにします。

以前は預けていましたが、お金を抜かれたり、スーツケースに傷をつけられたこともありました。それいらい何年も預けていません。

預けた方が身軽です。チェックインした後、重たい荷物を持って空港内をウロウロするのはとても疲れます。

でも飛行機が目的地の空港に着陸し、ターンテーブルの前で荷物を待つことなく、すぐに町へ出られるメリットも捨てられません。

自分で荷物を運べた理由

私たちが自力で引っ越しできたのは、次のような条件があったからです。

大型家電がない

冷蔵庫と洗濯機がありませんでした。ちょうど買い替えの時期だったので、引っ越しを機に新たなものを購入(新居に運んでもらい)、古い家電は処分してもらいました。

これらをもし自力で運ぶとなれば、さぞかし大変だったでしょうし、無理だったと思います。(大型家電だけ業者に運んでもらう方法もありますね)。

近距離の引っ越しだった

いくらライトエースでも、全ての荷物は積みきれません。何往復かする必要がありました。

幸い引っ越し先は車で30分の距離だったので、2日間で4往復できました。遠距離の引っ越しでは、こうはいかなかったでしょう。

車の運転ができる

車の運転ができなくても「自転車で」という手があります。私は一人暮らしだった頃、同じ区内で自転車で引っ越ししたことがあります。カゴに荷物を少しずつ積んで。

当時は冷蔵庫も洗濯機もテレビも持っていませんでした。大きな荷物は仕事机だけ(それをどうやって運んだか、今では覚えていませんが)。

自力で引っ越すメリット①楽しい

荷物を自分たちで運んでみての感想は、「楽しかった!」に尽きます。自分で重たい荷物を運び、車に積んで、またおろして家に運び入れる。疲れたし大変でしたが、実に楽しかった。

その楽しさの理由を、言葉で説明しようとしても、うまくできません。強いていえば、「美味しいレストランでの外食も楽しいけれど、自分で工夫して料理して食べたら、もっと楽しい」ということかな。

自力の引っ越しは究極のレジャーではないか、とすら思いました。

自力で引っ越すメリット②究極の断捨離

メリットその2は、まさしく「究極の断捨離」です。自分で荷物を運ぶからには、荷物をできるかぎり減らさなければなりません。そうでないと余計に時間がかかってしまう。

持ち物を3分の1くらいに減らしましたが、それでも多い!「いかに多くのものを持っているか」を実感できたことが、自力で引っ越したメリットでした。

そして「自分で運べる許容範囲を超えたものは持ってはいけない」とすら思うようになりました。

自力で引っ越すデメリット

時間も体力も使います。プロに頼んだ方が楽だし、そのぶん時間と体力を温存できる。

その空いた時間や労力を、もっと別の有意義なことに使える。それはとても理にかなった考えだと思います。

あの世へは何も持って行けない

私たちはすべて、いずれはあの世へ行く身です。そこへの旅には何も持っては行けません

今持っているモノは、いずれ全て捨てるもの

そう考えたら、今のうち少しずつ荷物を減らしていくのがいいかもしれません。自力の引っ越しは、そのための最良の手段。

いつでも思い立った時に好きな場所に移動したい、そんな生活が理想ですが、かなり減らしたつもりでも、やっぱり荷物は多いです。死ぬまで断捨離は続くことでしょう。

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