『世界のくらし インドネシア』が重版しました。*インドネシア庶民の暮らし
『世界のくらし インドネシア』が重版しました。
ご購入してくださった方、読んでくださった方、本当にありがとうございました。
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本で取り上げた家庭の家族。
本書はインドネシアを紹介する子ども向けの写真絵本です。
この本の特徴は「庶民的な」学校や家庭を紹介していること。この手の本は、都会の一流名門校を紹介したり、家庭も裕福めの方を紹介することが多いのですが、私はそういうスタンスがあまり好きではなく‥。
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本に登場した小学校の女子たち。
そこで『世界のくらし インドネシア』で取り上げたのは、小学校は地方の公立小学校(名門校は私立が多い)、家庭は家の中に井戸があるような、どっぷり庶民的な家を紹介しました。こういうわがままを許して下さる編集の方には、感謝しかありません。
でもそういう家の方が私としては取材していて面白いし、その「面白く感じている気持ち」が誌面に現れると思うのです。
(かなり勝手な考えですけど)
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アフマドの家族。お父さんはまさに「ビッグファザー」と呼びたくなるような懐の深い人。お母さんのざっくばらんな人柄には何度も救われた。
その傾向は、『エジプトアフマド毎日がもりだくさん』の時もそうです。
アフマドも多趣味ですが、家庭的にはごく普通の家庭。お父さんもお母さんも、まったく気取りがない人で、経済的にも平均的な家庭。
彼らとは、ありがたいことに、今でも交友関係を続けています。
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好きな日本酒を眺めてご満悦のお父さん。
『世界のくらし 日本』の時は少し違いましたね。
ご両親ともお医者様の家庭。でもお父様は家ではいつも作務衣姿という個性的な方。普通の庶民よりも庶民だったかも?
私のこのスタンスは、今後出版される予定の「エジプト」「サウジアラビア」でも続きます。出版はまだまだ先なので、詳細はまた後でご連絡しますね。