人生のタイミングとゴールデン街の写真展

東京・神楽坂のタワーマンションでの都心暮らしを捨て、房総半島の海の近くに移り住み、日常の写真を撮る。そんな横内香子さんの写真展が東京の新宿で行われています。

今、新宿の２カ所で同時開催しているのですが、私はこちらの方をおすすめ。

http://imaonline.jp/ud/exhibition/51d4f0ac6a8d1e28e0000003

場所は、花園神社に隣接するゴールデン街の中のバー「Nagne」。
房総の海や花、田んぼにかかる鯉のぼりなど、房総暮らしのの日々のシーンをとらえたもの。１階の飲み物をオーダーし、２階で写真を拝見しつつ、横内さんの房総暮らしに耳をかたむけます。

横内さんは、ご主人と２人暮らし。
毎日のランチはご主人が担当。まだ日が高いうちに、香子さんが夕食の支度をはじめます。夕方５時頃、まだ日が高いうちにお風呂にはいる・・・・。

いつかは房総半島で暮らしたい、と思っていた横内さんご夫婦は、ご主人の定年を待たずに、移住を決意したそうです。住んでいた部屋は、マンションの部屋からスカイツリーが見えるという特典が付加されたおかげで、買った時よりも高い値段で売れたそう。

その後に３．１１が起き、今では、同じマンションでも空き部屋も多いそうです。お二人がもう少し移住が遅れたら、もしかしたら部屋は売れていなかったか、ずっと低い値段でしか売れなかったでしょう。

人生ってタイミングだなとつくづく思います。

やってきた好タイミングにいかに乗るか、それには、やりたいと思ったら、迷わずに行動に移すこと。（と言いつつ、私はなかなかできませんが）

「東京に来ると、なかなか寝付けない」という香子さん。
房総の静かな夜が、目に浮かんでくるようです。

横内香子写真展
「かずさ」
2013年8月5日(月)～8月17日(土)