イスラマバードの結婚式 <パキスタン>
イスラマバードで行われた結婚式に出席しました。これまでパキスタンでの結婚式は何度か経験がありますが、今回はそれらとは一味違う式でした。
パキスタンの結婚式はそれはそれは華やか。その豪華絢爛さは、まるでお隣の国インドのボリウッド映画を彷彿とさせるよう。
今回それらとは違い、とても素敵な式でした。ロケーションはイスラマバードのロワール湖の湖畔。写真は、ご両親に付き添われて入場してきた花嫁です。左はそれを迎える新郎。
花嫁の母親が外国人のため、式はこぢんまりとしていて、それがかえってほのぼのとした温かさを感じさせてくれました。左端は涙をハンカチでぬぐう新婦の母。異国の地で苦労しながら子育てしてきただけに、この日の喜びはひとしおだったと思います。
パキスタンの結婚式は伝統的には男女が別々でしたが、最近とくに大都市では、男女同席の結婚式も増えています。この式も男女同席です。
花嫁に祝福のあいさつをする招待客たち。パキスタンの挨拶は、ほっぺた同士をくつけるのです。人と人との距離が近いのですね。ただしこの挨拶は同性同士のみ。異性間では(人前では)行いません。
まずはニカーという婚約式です。結婚の書類にサインをする花嫁。とてもたくさんの書類があるので驚きました。
伝統的にパキスタンの結婚式は、婚約式、メヘンディ、バラート、ワリマなど一連の式が別々の日に行われます。最近では、ニカーと披露宴をいっしょに行うことが多いようです。
式に参加した招待客の女性たち。まるで女優さんのよう。しばしば招待客の方が花嫁さんよりもドレスアップしているのは、イスラム圏の結婚式ではよくあることです。
とはいっても、パキスタンの通常の結婚式とは違い、この式はとても清楚な雰囲気でした。みなさん白をお召しになっているからです。ニカーのドレスコードが白でしたので。私も白の服がなかったので、この日のためにラーワルピンディのサダルバザールにて、白のシャルワール・カミーズを購入しました。
お色直しをした花嫁を新郎が迎えます。二人は長い交際期間を経て、結ばれたそうです。
お食事タイム。夜の9時か10時くらいでした。それでもパキスタンの結婚式としては早い方です。パキスタンの結婚式に出席される場合は、食事の時間はかなり遅くなると覚悟していた方がいいです。
本当におめでとうございました。末長くお幸せに!!