サウジアラビアの砂漠でピクニック&現代の半遊牧生活
サウジアラビアの人々の娯楽の定番は砂漠でピクニック!ということで、サウジアラビアの家族と砂漠にいってきましたよ。
向かう先は、おじさんが暮らすテントです。おじさんは半分遊牧生活をしていて、近くの町と砂漠に2つ家があるのです。
こちらは、おじさんが自分一人で1日で建てたという小屋。テントの中とはまた違った趣があります。
おじさんが火をおこし、お茶をいれてくれます。お茶の中には砂糖をたっぷりと。
家族や親戚とランチ。座って食べるのがサウジアラビアの食事スタイルです。
サウジアラビアの現代遊牧生活
サウジアラビアでは、20世紀半ばまで町に暮らす人は全体の10%にすぎず、人口の半分以上が砂漠の遊牧民でした。
その後石油が発見され、1970年代半ば以降、国が急速に近代化。多くの人は砂漠の生活を捨て、都市に暮らすようになります。
おじさんは砂漠で生まれ、19歳まで砂漠にいました。ダンマームやリヤドで働き、48歳で退職。それからは毎日砂漠に来る暮らしです。
水は10日に一度くらい、タンクローリー車に積んで町から運んできます。飲み水は別に蒸留水を店から購入。
砂漠に暮らしていた時は、放牧に出かけた先では、デーツとラクダのミルク、パンだけの食事だったそう。
毎日砂漠に来て、動物たちの世話をするほか、住み込みで働くスーダン人がいて、動物たちの管理と世話をしています。
こちらが、スーダン人の部屋。左に礼拝用マットがあります。サウジアラビアでは動物の放牧を担当するのはスーダン人が多いです。
おじさんのテントの中。絨毯が敷き詰められ、座ってくつろぐスタイル。手前がコーヒーの入ったポットです。ナツメヤシもいただきました。
テントは2年前に友人の助けを借りてつくりました。防水のために屋根にビニールシートを渡してあるそうです。
サウジアラビアの定番料理カブサをつくっていただきました。カブサについて詳しくはこちらをどうぞ。
*サウジアラビアの暮らしとごはん①*カブサ<サウジの国民食>
米、チキン、野菜、スパイスなどを入れて煮込みます。砂漠では男性であっても、炊事から何から自分でやるのです。
独特のスパイスの甘味がとてもおいしかった!
おじさん、ありがとうございました!!