西沢渓谷とサンキューポーズ＊原付山梨旅

9月というのに、残暑厳しい今日のこの頃。そういうわけで、少しでも涼しいところへ行きたいと、山梨県の西沢渓谷へ行ってきました。我が家から原付で４時間ほどかかりました。

たいして下調べもせずに行ったのですが、この西沢渓谷は、（生きている間にこれてよかった！）レベルの素晴らしい場所でした。行きは奥多摩湖の湖畔を通って山梨へ、帰りは奥多摩湖周遊道路と檜原村を通って帰りました。

それにしてもすごいのは、奥多摩湖周遊道路を走るバイクの量とスピードです。
みなさん時速70km、80kmくらいで吹っ飛ばして行く。
そんなにスピードを出して何が面白いのか、私にはさっぱりわかりません。

後ろからも前からも猛スピードのバイクが来るものだから、こっちは怖くてしかたがない。（対向車がセンターラインをはみ出してくるのでは？）とか（後ろのバイクがハンドル操作を誤って、ぶつけられたらどうしよう？）とか、恐ろしい妄想にかられます。

そしてよくわからないのが、サンキューポーズです。バイクの方々は、こちらを追い越して行く時、左手を上げて挨拶します。「追い越しさせてくれて、ありがとう」といった意味でしょうか。５人のうち４人くらいは、このポーズをなさる。

こちらは別にお礼されるようなことは何もしておりません。ただただゆっくり走りたいのと、ぶつけられるのが怖いので、はじっこを走っているだけです。

中には、カーブで体を斜めにしながら、左手を挙げる人もいたりして（つまり片手運転）、見ているこちらは、ハラハラドキドキです。

その傍には「死亡事故多発」の看板が。
そういうのは、目に入らないのでしょうか？
そんなサンキューはいらないから、もっと安全運転してよ、と言いたくなります。

私はあまり運転には慣れていないし、スピードを出すのも好きではないので、出してもせいぜい30kmです。
代わりに周りの風景を楽しみながら走るのが好きなので、車が来ない田舎道では、時速20kmでキョロキョロしながら走っていたりします（こちらの方が危ない？）

とにかく人にはそれぞれの楽しみというのが、あるのでしょう。
それがよく理解できた1日でした。